読み物『Je tu vous』
- 2014/02/15
- 03:55
『Je tu vous 』
私はあなたを愛しています
あなたは私を愛してますか
明るくて
暖かくて
皆に笑顔を運んでくれる
あなたを私は愛しています
あなたと一緒になれたなら
私はとても幸せです
でも私はあなたに近づけない
一緒になりたいのだけれど
私は我慢をしてしまう
薄黄色した私の肌が
やがて白く染まっていく
あなたが居ると
白い肌が教えてくれる
照れてる私を
教えてくれる
月日は 廻る。私も廻 る
幼なじみが
きょうはあなたを隠してた
あの子に悪気はないのだけれど
ちょっぴりさみしい日になった
近くて遠い
あなたとの距離
きょうの私は真っ暗だけれど
明日からまた
明るくできる
月日は 廻る。私も廻 る
きょうの私は繊細です
すっと頭だけを出して
まるでお城のお姫様
今日はあなたの背中が見えた
安心できる
あなたの背中
みんなが思う
私も思う
きっと明日も
あなたに逢える
月日は 廻る。私も廻 る
きょうの私は右手も出しちゃう
きょうもあなたに会いたいけれど
きょうはあなたがいなかった
あの子とあなたがお話してた
あの子に悪気はないはずだけど
ますますあなたに会いたくなった
もっとあなたが恋しくなった
あなたに会いたい
会いたい
会いたい
月日は 廻る。私も廻 る
それからある日のことでした
それはとんでもないことでした
気が付いたら
気が付いたら
あなたが私の近くにいたの
あなたが私を見ていたの
私をじっと見ていたの
まって まって
恥ずかしくって
どうしようもなくて
私はふっと顔を背けた
でもあなたは私を見るのをやめない
ゆっくりゆっくり歩み寄り
あなたは私を見るのをやめない
それともゆっくりゆっくり歩み寄り
進んでたのは私なの
頭がぼーっとして来た
しっかりしなきゃいけないけれど
しっかりしたら
あなたがこの目に焼きついちゃう
ふっと
あなたが寄り添った
それとも私が寄り添った
私はあなたを愛しています
あなたは私を愛してますか
明るくて
暖かくて
皆に笑顔を運んでくれる
あなたを私は愛しています
あなたと一緒になれたなら
私はとても幸せです
気が付いた時
辺りはしんとしていたの
真っ暗でしんとしていたの
何も見えない私の耳に
声がすっと差し込んだ
重なった!
食べられた!
初めて見た!
写真におさめろ!
なんてことだ!
みんなは何を言ってるの
私に指をさしてるの
やめて やめて
私はあなたを置き去りに
動いて 離れて
走って 逃げて
そのまますうっと
沈んでいった
月日は 廻る。私も廻 る
私の名前はお月様
近くて遠いお月様
最後までご拝観下さり、誠にありがとうございました。
この読み物は、きりまさが学生時代に書いた恥ずかしいものを、ちょっぴり恥ずかしくないくらいにまでしてみました。
タイトルは、フランス語でいう「あなたと私」です。
何故月は満ち欠けがあったり、色を変えたりするんだろう――そんな謎を、きりまさが浪漫的に解釈させて頂きました。
月が太陽に片思いをしていたら。
そう思うと、なんだか月の静けさが、より一層引き立つと、思いませんか。
私はあなたを愛しています
あなたは私を愛してますか
明るくて
暖かくて
皆に笑顔を運んでくれる
あなたを私は愛しています
あなたと一緒になれたなら
私はとても幸せです
でも私はあなたに近づけない
一緒になりたいのだけれど
私は我慢をしてしまう
薄黄色した私の肌が
やがて白く染まっていく
あなたが居ると
白い肌が教えてくれる
照れてる私を
教えてくれる
月日は
幼なじみが
きょうはあなたを隠してた
あの子に悪気はないのだけれど
ちょっぴりさみしい日になった
近くて遠い
あなたとの距離
きょうの私は真っ暗だけれど
明日からまた
明るくできる
月日は
きょうの私は繊細です
すっと頭だけを出して
まるでお城のお姫様
今日はあなたの背中が見えた
安心できる
あなたの背中
みんなが思う
私も思う
きっと明日も
あなたに逢える
月日は
きょうの私は右手も出しちゃう
きょうもあなたに会いたいけれど
きょうはあなたがいなかった
あの子とあなたがお話してた
あの子に悪気はないはずだけど
ますますあなたに会いたくなった
もっとあなたが恋しくなった
あなたに会いたい
会いたい
会いたい
月日は
それからある日のことでした
それはとんでもないことでした
気が付いたら
気が付いたら
あなたが私の近くにいたの
あなたが私を見ていたの
私をじっと見ていたの
まって まって
恥ずかしくって
どうしようもなくて
私はふっと顔を背けた
でもあなたは私を見るのをやめない
ゆっくりゆっくり歩み寄り
あなたは私を見るのをやめない
それともゆっくりゆっくり歩み寄り
進んでたのは私なの
頭がぼーっとして来た
しっかりしなきゃいけないけれど
しっかりしたら
あなたがこの目に焼きついちゃう
ふっと
あなたが寄り添った
それとも私が寄り添った
私はあなたを愛しています
あなたは私を愛してますか
明るくて
暖かくて
皆に笑顔を運んでくれる
あなたを私は愛しています
あなたと一緒になれたなら
私はとても幸せです
気が付いた時
辺りはしんとしていたの
真っ暗でしんとしていたの
何も見えない私の耳に
声がすっと差し込んだ
重なった!
食べられた!
初めて見た!
写真におさめろ!
なんてことだ!
みんなは何を言ってるの
私に指をさしてるの
やめて やめて
私はあなたを置き去りに
動いて 離れて
走って 逃げて
そのまますうっと
沈んでいった
月日は
私の名前はお月様
近くて遠いお月様
最後までご拝観下さり、誠にありがとうございました。
この読み物は、きりまさが学生時代に書いた恥ずかしいものを、ちょっぴり恥ずかしくないくらいにまでしてみました。
タイトルは、フランス語でいう「あなたと私」です。
何故月は満ち欠けがあったり、色を変えたりするんだろう――そんな謎を、きりまさが浪漫的に解釈させて頂きました。
月が太陽に片思いをしていたら。
そう思うと、なんだか月の静けさが、より一層引き立つと、思いませんか。
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